江戸時代後期、盗賊・凶賊たちから「鬼の平蔵」と恐れられた、火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵を描いた池波正太郎の人気小説「鬼平犯科帳」。 1989年7月に中村吉右衛門主演でドラマがスタートしてから、これまでにレギュラー、スペシャルなど合わせて約150本を放送してきた人気時代劇だ。ファンの熱い要望に応え、4月15日(金)放送の『鬼平犯科帳スペシャル~一寸の虫』に続き、9月30日(金)に『鬼平犯科帳スペシャル~盗賊婚礼』<21時~22時52分>が放送される。 薬種問屋の山城屋に泥棒が入り、七百八十両が盗まれ、傘の絵の貼り紙が残されていた。十二年前、武州・川越城下の小間物屋、浅野屋が襲われた際にも傘の絵が残されており、傘山の弥兵衛という関東一円を荒らし回った大泥棒の仕業のようだ。長谷川平蔵(中村吉右衛門)は今回の盗みが二代目の傘山・弥太郎(市川染五郎)の仕業で、弥太郎は尾張の旅籠の娘・糸(黒川智花)と婚礼を挙げることを知る。糸の正体を知った平蔵は、先代の傘山に恩義を感じている長嶋の久五郎(松平 健)に身分を隠して接近する…。 今年7月、人間国宝に認定された中村吉右衛門は「これまで教えてくださった先輩たちや支援してくださった方々のおかげです。たいへん緊張しておりますし、責任が重くなったと感じております」と謙虚な姿勢を崩さない。ますます演技に円熟味を増す中村吉右衛門演じる長谷川平蔵の活躍を描く『鬼平犯科帳』の新作にご期待いただきたい。
影视行业信息《免责声明》I 违法和不良信息举报电话:4006018900