2014年冬季 NHK 日剧SP 太平洋戦争末期、「学徒出陣」で若い学生が戦場に駆り出されたのはよく知られているが、本土への空襲が激化してくると、帝都防災のために、「学徒消防隊員」(軍隊へ兵役猶予されていた理科系及び医系の学生)や「年少消防官」(18歳未満の少年)として駆り出され消防署に勤務させられた若者たちがいたことは、あまり知られていない。 昭和20年3月10日未明の東京大空襲。その日、訓練する間もなく、素手同然で大空襲火災の真っ只中に駆り出された多くの若者が犠牲になった。命がけで消防に身を投じた彼らの知られざる消火活動を通して、戦争の悲惨さ、愚かさを描くとともに、壮絶な悲劇を乗り越え、次世代へとつなぐ勇気と希望も与える、新しい切り口の終戦特集ドラマ。 主人公は、昭和20年当時17歳の少消防官である高木徳男(泉澤祐希)。 ドラマは、現代の徳男(加藤武)が、火災に見舞われたアパートへ人を助けようと飛び込んで行き、レスキュー隊が出動する衝撃的なシーンから幕を開ける。このニュースを見て、大空襲をくぐり抜けた元・学徒消防隊の神部正明(米倉斉加年)が、60数年ぶりに東京大空襲を回想する形で、ドラマは進んでいく。 東京大空襲での、知られざる消防隊の悲劇を通して、戦争、防災、そして、命の問題について迫る「東日本大震災後の終戦特集ドラマ」です。
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