「お笑いの才能は本当にない。ネタづくりも大喜利も能力は本当に低い」 43歳になった小島よしおは、自らそう言い切る。 17年前、海パン一つで放つギャグ「そんなの関係ねぇ!」で、一世を風靡。流行語にもなった。しかし、その後待っていたのは、人気の急落。 “一発屋“として消えていく運命―――。誰もがそう感じていた。 だが我々が取材で目の当たりのしたのは、熱狂の渦の中で「そんなの関係ねぇ!」「はい!おっぱっぴー」を連呼する小島の姿だった。おなじみのギャグを一緒になって叫ぶのは、子どもたちとその親世代。「元気がもらえる」と口にするお客の中には、目に涙を浮かべる者も・・・。 ショッピングモールなどを中心とした「子ども向けライブ」は年間150本。テレビ画面に映らないところで小島は、全国各地から引っ張りだこなのだ。 小島はなぜ今、愛されるのか? 「笑いをとる芸人は多い...
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