1970年代、桜井章一(清水健太郎)は、柳沢会の代打ちとして勝負の場にいた。しかし、勝敗が決する瞬間、突然の大地震に見舞われ、代打ち2人が瓦礫の下敷きとなった。その時の対戦相手の岩上(片桐竜次)が、「またか……」というセリフを残して立ち去る。結局勝負は、後日仕切り直しとなった。しかし再勝負の場で、またしても代打ちの1人が心臓発作で死んでしまう。腑に落ちない気持ちを抱えたまま雀荘ジェントルメンに戻った桜井は、マスター(高橋一興)から岩上が突発的な事故により負け知らずであることを聞く。そして遊びに来ていた牧野(長門裕之)からも、岩上が不幸な事故を呼び込む“死神”と呼ばれていることを聞かされた。一方、岩上の方も2度の勝負で無傷の桜井を気にしていた。不幸な事故によって勝ち続ける自分の運を恐れていたのだ。勝ち続けることの怖さを知る二人の男……悲壮な闘いが、遂に始まった・・・。
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