鳩村周五郎(船越英一郎)が、新宿で無料医療診断の手伝いをしていると、助けを求めながら走る国会議員の笹村芳郎(森喜行)が通り過ぎる。心配し並走する鳩村は、笹村の体に爆弾が付けられていることに気付く。鳩村が笹村と並走していると、人気キャスターの吉岡みのり(櫻井淳子)が現れる。鳩村はみのりと協力して、笹村をスポーツジムのランニングマシンまで誘導し、爆弾を取り除く手術を行い、惨事を免れる。しかし、同時刻に同じ事件が六本木と渋谷で起こっており、爆弾を付けられた被害者2名は即死していた。 鳩村は、笹村を救う際に負傷し入院していた。そこに、小室源介(内藤剛志)がやってきて、六本木の被害者は体罰行為で停職になった中学校の教員、渋谷の被害者は児童買春の噂がある教育評論家、そして鳩村が助けた笹村は、恵まれない子供たちのための法律「児童生活保護法」に反対する急先鋒だと言う。3人の共通点が子供にとって邪魔な存在と考えた小室は、「児童生活保護法」成立に向け、精力的に活動している芝崎直美(小沢真珠)が怪しいと鳩村に話す。 鳩村は、直美のことを調べようと張り込むが、多くの報道陣がいて彼女に近づけない。すると、直美の取材に来ていたみのりと再会する。みのりは、事件の背後に直美がいると鳩村が考えていることを知り、自身が司会を務め、直美がゲストとして登場する生討論番組に鳩村を出演させることに…。
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